ギターなど習うなんてまったく考えていませんでした。昔、中学校の英語の教科書に出てくる"play the guitar"という印字を見て「ギターなんて習うやつ誰やねん。」と密かに突っ込みを入れてたのを思い出します。今の旦那と付き合いたての頃、自分も何か趣味を見つけないと、この人とは長く付き合うことは出来ないと考えました。というのは、彼は釣り馬鹿でシーズンになると何よりも趣味を優先していたからです。自分が放って置かれてるような気分に陥らないように、釣りシーズン中には気兼ねなく出かけてもらえるように、自分も何か始めようと考え出したのが始まりでした。
音楽を聴くのはもともと好きな方でした。ロック、ポップス、クラシック、歌謡曲…宝塚でもオペラでも何でもアリです。いつものようにCD屋に足を運んだ時、エスカレータの踊り場のところに"キャンペーン期間中15%OFF"の旗がヒラヒラしてるワゴンがありました。何も買うつもりはありませんでしたが、1枚のCDを手に取った時に"これはっ!"と目が開きました。私は佐野元春さんのファンなのですが、今現在彼が一緒に活動をしているバンド"The
Hobo King Band"のギタリスト佐橋佳幸さんの文字が飛び込んできたのです。"山弦?聞いたことない名前やな〜?でも15%OFFやし買ってみようかな〜!"
家に帰って聴いた時の第1印象は"情景を頭に浮かばせてくれる音楽"でした。その当時は左右のスピーカーから別々の音が出ていること、曲によって使用するギターを変えていること、また、佐橋さんが誰とユニットを組んでいるのかなどは興味のあることではありませんでした。
←初めて買った山弦のCD"JOY RIDE"
"ギター?どんな楽器やろ〜?"とりあえずネットで検索を掛けてみたところ、ギターが通常6弦だということが分かりました。"指が5本しかないのに6本の弦を押さえるのか〜。難しそうやなぁ〜。どこかに習いに行かないとたぶん続かないやろうなあ〜。
もともと"凝り性"で"飽き性"の私は今度は長く続けられるように教室を探すことにしました。"自分の住んでいる地名"と"ギター教室"という2語で検索に掛けてみると条件に値するものが数件出てきました。
"わざわざお金を出して習いに行くのだから、仕事で遅くなった時でも行ける場所が良いなぁ。"
会社帰りにも寄ることが出来ること、自分の部屋からも通いやすいこと、この2点を条件に探したところ、"ここなら通えるんじゃないかなあ?"と思えるスクールが1件見つかりました。。それが今でもお世話になっている教室です。個人経営のギタースクールで夜遅くまで開講していることを確認した後、HPのお問い合わせフォームに必要事項を打ち込み、30分の無料体験レッスンの予約を取りました。
体験レッスンと書いてあったのでてっきりギターを触らせてくれて、"ギターが演奏できるとこんな良いことがありますよ〜"的な営業トークから入るものだと思っていたのですが、あの時は確か"何が(or
どうして)やりたいの〜?"ってたずねられたと記憶に残っています。"山弦を聴いてギターに興味を持って…"と話出したとたん、"うちで練習してもあんな風には弾けないよっ!"と即答されたのも覚えています。こうやってここで書いてみると出鼻をくじくような話しっぷりと受け取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、なぜだか非常に親しみを覚えました。
好きなアーティストや音楽、コマーシャルソングなどについて話していたらすぐに時間が経ってしまい、私の次に無料体験レッスン受ける女性の方の時間にまで食い込んで最後には3人でおしゃべりする羽目に…。
"ギターを買うんだったらついて行こうか?"
ギターについてのまったく知識の無かった私はもちろん先生に連れて行ってもらいました。店の人に予算を聞かれ"3万円"と答えたはずなのに結局買ったギターは定価8万円(もちろん店頭小売価格はもう少し引かれてます)。そんなギャップが発生したのは、あの当時の私がギター購入に際して何よりも優先したのがそのギターが"カッタウェイ"型であることだったからです。
カッタウェイ型、つまり指板上のハイポシション(14フレットくらい??)でも指が動かせるように、ボディの一部がカットしてある型のことで、エレアコに多くみられるものです。
※カッタウェイ(cut away=不要部分を切り落とす)
"3万円程度のエレアコは買わない方が良い。あとで後悔する。"という先生のことばもあり、本当はそんな大金を使いたくなかったけれども、"高いギターを買ったら元を取るためにその分一生懸命練習するだろう"と自分を無理やり言いくるめTakamine(PT-108)を購入することに決めました。今から振り返って考えてみると正しい判断だったと思います。